山手幹線を歩く




 あさ7時前に家を出て、尼崎の園田に行きました。山手幹線全線開通を記念したウォーキングに、職場の若い友人たちと参加したのです。この日は約1000人が参加したようです。
 山手幹線は戦後すぐに都市計画決定された道路ですが、地元の反対もあってなかなか整備が出来ませんでした。神戸、芦屋、西宮、尼崎を通り、しかも住宅地のど真ん中を通す計画に、住環境の悪化を指摘する声がありました。多少、無理があったのかもしれません。
 しかし阪神淡路大震災後、道路ネットワークの必要性から事業は進みました。
 今日歩いてみて、長い延長で、しかも長期間をかけた整備であるために、道路行政の変遷を感じました。
 まず第一に、1本の道路ですが、それぞれ違う地域を通っています。沿線は工業地帯、大規模商業施設、住宅地と色々に変わっています。
 第二に歩道の広さも違います。尼崎では2m以下です。西宮に入れば3mになっています。しかも川を越えるときには、歩道は連続せず階段になっていたり迂回していたりします。車道を優先した整備になっています。
 第三に、それでも街路樹が植わっています。尼崎は整備が早かったのだろうと思います。大きな木が茂っています。色々あっても道路担当者は街路樹にこだわったようです。
 第四に、自転車通行にほとんど配慮されていないということです。車道は交通量が多いので自転車の通行が危険です。歩道も狭すぎるために歩行者、自転車ともに危険です。これは早急に見直しが必要だと感じました。
 他に色々あると思いますが、私は、西宮北口でウォーキングを中止しました。