「ソーシャル・ネットワーク」

 1月18日ミント神戸、レイトショーで見た。予告編も含めてハリウッド映画だ。人間の動くスピード、生きる時間が非常に速く感じる。おしゃべりも頭の回転も早い。この映画では暴力はないが、たいていのハリウッド映画は暴力と破壊がめぐるましく回転する。とても付いていけない感じだ。
 世界最大のSNS(ソーシャル・ネット・ワークサービス)「facebook」を作り上げた時の実話。「現代の天才」とでもいうべきだろうか、彼らの身勝手な争う姿を描く。高性能の機能を持ったsns、ものすごい人数の参加者を持ったsnsは大きな「価値」があって、何百億円とからしいが、なんかよくわからない。
 これほど広範囲に、まったく出会う可能性もない人々が、パソコン上でつながり、それを契機にリアルでも知り合うというのは、おそらく現代社会に大きな影響を与えていると思うが、その辺りは解明されていない。
 まだ映画的に展開できるようにはなっていないのかもしれないが、現実では犯罪などに現れているようだ。日常的な近所付き合いは苦手でも、むしろ見知らぬ同士のほうが、手前勝手な打算で利用しあうようになるのかもしれない。
 評価は、拍子抜けするような感じであった。パソコンの天才やセレブ達はあのような身勝手な理屈で動いているのかもしれない。