標記のHPには7編のエッセイが載っています。
最初に読んだのは「藤山寛美33回忌に寄せて」です。彼が60才で亡くなってもう33年になるのかと思いました。まさに天才的な役者だと思います。これを書かれた山口さん はテレビの仕事で藤山寛美をごく近くで見ておられたそうです。
その次はいつものようにパリ通信です。今回はフランスで元恋人であるチリ人に殺された日本人女性の裁判のことでした。遺体が見つかっていないようで、しかも事件の現場がフランスで、容疑者はチリへ帰国していた、日仏チリにまたがって、6人の通訳がつくというややこしい裁判です。
懲役28年という判決が下されていますが、被告が控訴して裁判は続くそうです。
事件の全容もわからないので、ちょっと言いようがありませんが、国によって司法制度も違うようです。映画で裁判シーンを見ていると日本のテレビドラマと違うと思うことがよくあります。
3つ目には「朝鮮で終戦を迎えて・・・」という終戦前後の生活が綴られています。命からがら日本に帰ってこられた様子がよくわかります。でも父母子ども9人の11人が無事なんてよかった、と思いました。
その他に、西元さんがウクライナのことを書かれているのですが、私にはわかりずらかったです。
私は「憲法と映画」で『英雄の証明』を紹介しました。イラン映画で、イラン社会もICTが社会全体をカバーしてSNSがマスメディアのように世論に大きな影響を与えているようです。