1月17日の週

 忙しい週でした。月曜日は震災の17周忌、木曜日20日が予算定数・健福闘争の妥結の日、21,22日と市民映画劇場1月例会「アウェイ・フロム・ハー」、22日が「弁護士布施辰治」の初日でした。
 17日は職場でNHKの震災10年のときにまとめたETVのDVDを見ました。職員で震災を経験した人は6/13人です。これは彼らに伝えないといけないと思いました。早速、あの時、都市計画支部が作った機関誌を回覧することにしました。
 18日は午後から、1.17の竹灯篭の後始末のボランティアです。竹は六甲山の山中にある「若者の家」跡地で炭に焼きます。すでに山上に運ばれている竹を整理するのです。市の職員20人ほどが休暇をとって片付けました。
 2時間ほどの作業ですが、さすがに汗も出ない寒さで、これで日が翳ると寒くなるだろうと思いました。
 私は昨年に続いてですが、来年も行きます。


 予算定数・健福闘争は来年度の市役所の組織体制を労働組合が当局に要求する闘いです。おそらく日本中の自治体でこれほど力を入れたやっている自治体はないと思う取り組みです。普通であれば、組織や定数が当局が決めるもので、労働組合は意見を言う程度です。しかし神戸はそれを発展させて交渉課題にさせてしまいました。
 すべての職場(おそらく)で懇談会を開き組合員の意見を聞き、それを要求書の形で当局に提出します。早いところでは夏ごろからその準備は始まります。都市計画もそうです。
 12月から本格的な交渉をして、1月に妥結です。この間の交渉で労働側と当局側が、どちらが仕事と職場の状態をつかんでいるかを闘わせるのです。その結果が人員の増減で表されます。
 それでどうかといえば、まあまあ満足できる結果でした。
 そして例会です。「アウェイ・フロム・ハー」はまたも厳しい結果です。400人をわずかに超えただけです。大幅な赤字です。映画サークルの運営は一段と厳しくなっています。


 この映画もそうですが、市民映画劇場の映画は傑作ばかりといっていいと思います。それぞれ好き嫌いがあることは理解していますが、それを基準とするのではなく、映画サークルをどう続けていくかという観点で考えていただくことをお願いします。今はそのレベルに来ています。朝日ホールに移って、おそらく長期的には改善されると思いますが、当面は今よりも厳しい状況が良くされます。会場費が20万円(例会参加会員換算で200人)近く上がるからです。
 「弁護士布施辰治」上々の滑り出しです。土日で100人を超えたそうです。元町映画館が一杯になりました。あらためて見ましたが、本当にすごい人です。欲も名誉も要らない人間はそうあるものではありません。しかも彼は人より優れた能力を持っています。あの厳しい時代に、あれほど八面六臂の活動ができるのは並みの能力と精神力ではありません。本当にすごい、その一言です。