3月20日の新聞

神戸新聞特別寄稿「私たちにできること」
内田樹先生のその「『疎開』に歓待の構えを」を読んで、やはり先生は嫌われると思った。ビートたけしなどの比ではない。
「被災地からの被災者の避難が緊急なのはもちろんだが、それと同時に、首都圏からも移動できる人は西日本に移動すること」と東京を捨てろといった。私たちは、その「人々のために『歓待の構え』を整えることは、私たち安全圏にいる人間の必須の義務」を負っている、という。
これはかなりのことです。
明治以後の東京中心をやめること、を率直に言う。東日本の壊滅的な状況だけを言っているわけではない。歴史的に転換するべきだ、という風に読みました。
赤旗「ACのCM繰り返しに苦情」
企業CMの自粛でACジャパン(旧公共広告寄稿)のCMが垂れ流されている事に視聴者から苦情が入っているというものです。このような記事が出せるのが赤旗の強みです。
確かに呆れるほど同じCMが流されています。数えてみると「赤星のボランティア」「オシム脳卒中」「仁科亜紀子の子宮頸がん」「思いやりと心遣い」「こだま」「手をつなぐ」あと一つか二つ。しかも「エーシー」というのは消している。
これは企業CMが今の状況にそぐわないから自粛していて、その枠に無料のCMとして流しているというもの。広告料がどうなるかは今後の交渉になるという。
確かに企業は契約しているわけだから、自粛しようがその費用を払わないといけない。テレビ局も収入がなければ大変だ。
と知って神戸新聞の広告はどうかと見れば、大企業のものはなくなっていた。大量の広告を載せている読売新聞はどうなっているだろう。