「悲しみのミルク」

 7月2日は忙しい1日だった。午前中は塩屋で都市計画道路・塩屋多井畑線の計画変更素案の説明会。午後はプールで1.5km泳いで、それからKAVCで『悲しみのミルク』を見て、新長田のベトナム料理店で映画サークルの交流会。交流会には新しい人が結構来ていて盛り上がった。
この週は色々あったので、ちょっとストレスが溜まっていた。終わってから、前からやって見たいと思っていた一人カラオケ大会で欲求不満を吐き出した。
 6月は忙しい感じがしていたが、映画は5本見た。ここに書いたもの以外に『お菓子放浪記エクレール』がある。例会の『ピリペンコ』さん以外はみんな邦画だ。ハリウッド映画はあまり見る気がしないので、つまらないかもしれない、というリスクがあっても邦画を選ぶし、洋画も少数派のAALAを選ぶ。
 『悲しみのミルク』はペルーの映画だった。やはりペルーの歴史や習慣、生活等を知らないがために、その悲しみに共感することが出来なかった。


 主人公である若い女が「恐乳病」という、母乳を通じて、レイプの恐怖が母親から伝わってきた、「思い込み」の設定になじめなかったためだろう。あるいは、死んだ母親が祖母かと思えるような老齢であるのも、何か理由があると思うが、それもわからなかった。
 しかし、そんなことを映画が説明しないとだめだ、なんて思ってない。わからない私が、まだペルーの映画を味わう能力がない、という「敗北感」見たいなものを感じた映画だった。