兵庫自治研プレ集会

 ちょっと学習会が続きました。28日自治労兵庫県本部の標記の集会に参加しました。本番は10月で、それに私も自主レポート「まちづくりの課題を考える」を出しているし、予定も空いたから参加しました。藤井さんも言いましたが、日々勉強することが大事ということを改めて噛みしめています。
43本がいい
 兵庫県下20自治体から43本のレポートは、それなりに面白いと思います。1本1本の中身よりも、これだけ並べると別のものが見えてきます。その半分ぐらいが、組合独自の取り組みではなく自治体当局の施策の(批判的)紹介です。それが現在の自治体の課題、動きになります。
 篠山市の合併検証が市職員等のアンケートと聞き取り調査を付けた報告書になっていますが、これも非常に良いと思います。
 私は、それぞれの持ち場で頑張っているなあと思います。それでいうとわが神戸市職労は多くの問題を抱えている職場の紹介が、ほとんどなかったのが残念です。
 保育所民営化絶対反対の人は、この機会になぜレポートを書かなかったのでしょう。自治労が闘わないと決め付けているから、意見も言わないのでしょうか。それとも、職場の実態から民営化絶対反対の論を起こせないから書かないのでしょうか。
 ともかく意見を言う機会を与えてもらっているのに、ものを言わないのでは言論の自由を守れという意見には迫力がありません。
限界を見つめて
 県委員長の挨拶は、全般的な自治体労働者のおかれている情勢をいいましたが、特に民主党に触れたところが苦しそうでした。その後、民主党相原参議院も同様です。民主党の現状を見れば、それは当たり前だが、原発再稼動を決め消費税増税を決めようとし、TPPも進め様としている野田政権についていくのは駄目でしょう。
 来年の参議院選挙に民主党から立候補を報告する姿は、恥ずかしいの一言です。
 基調講演は辻山幸宣(地方自治総合研究所・所長)の話は、自治労のレベルを表すものとしたら、残念です。大きな変化の時代である今こそ、我々の出番だという主張があってしかるべきです。自分たちの労働条件ばかりではなく、住民の生活を守ることと、職場と労働条件を守ることが繋がっていると、もっともっと明確にするべきです。
 自治研の原点について、宮本憲一先生と対談したと言っていましたが、現在の到達の殻を破る運動、という提起がほしいと思いました。