6月例会『プリンセス・カウイラニ』

 6月21,22日と例会です。

  5月よりも減りましたが採算点の750人を超えました。参加していただいた皆さんありがとうございます。 
 映画は、ハワイ王朝最後の王女であったカイワラニの23年の短い人生をドラマチックに描いています。ハワイがアメリカに併合されて、その一年後に彼女は死にます。
 ハワイの先住民達は、キャプテン・クックがやってきた以後、太平洋の要衝として、西欧列強に狙われ、国を奪われていきます。白人たちが移住し、だんだんと土地を奪われ、国家として形骸化され、侵略されたのでしょう。この映画では、どのように白人に追い詰められていったかは、あまり詳しくわかりません。
 独立していたハワイ政府、立憲君主制の政府には王様はいましたが、実権は白人たちに握られていたようです。
 カイウラニは、そんな時代に生まれた悲運の王女です。王族、ハワイ民族としての誇りを最後まで失うまいとした振る舞いは、けなげで立派です。
 賢明で優しい王女は、自分の人生を棄てて王女としていきました。