人生の贈りもの:漫才師 宮川大介

新聞の切り抜けは、連載コラムが多くなります。朝刊には社会的に注目されている現在進行的なテーマが多いですが、夕刊はちょっと遅れるとか、芸能関係とかが多くなっています。
標記は[朝日]の夕刊にある、人物紹介のコラムです。平日五回連載が通常のパターンです。学者文化人から芸能人まで幅広く登場します。けっこう読んでいます。尊敬する宮本憲一さんとか中井久夫さんの知らない面もありました。
7月4日から漫才「大介、花子」の宮川大介さんが出ていました。
好きな漫才師です。秋田実がめざしていた家族で聞ける典型的な漫才で、夫婦の会話に笑います。
それに加えて夫婦ともに大病を克服して、再び舞台に戻ってきたことで「すごいなあ」と感心します。
舞台と違って、ネタ作りから全て大介さんがリードしていますが、花子さんのキャラクターが抜群だな、と思っていました。漫才界の先輩たちのアドバイスで、大介さんが、夫婦漫才を前面に出す今のパターンを作っていって大ブレークしたようです。
極貧の生まれで、良い小学校の先生に出会って勉強するようになり、鳥取の境市から兵庫県三菱電機で働き、そして一発当てようと漫才師を目指します。
松竹の漫才教室に入り、宮川左近さんの弟子になります。何となく良い選択であったように思います。宮川左近ショーは私も好きな漫才でした。
「夫婦の良さ、女房の良さ、旦那の良さ、そんなものを出したい」という彼らしか出来ない漫才が楽しみです。