『太陽のめざめ』と児童自立支援施設

5月例会『太陽のめざめ』の例会学習会を5月11日に、神戸市立若葉学園の園長先生、舟積常明さんに来ていただいて開催しました。

今は児童自立支援施設というそうですが、昔は教護院と言っていました。非行など問題行動の多いこどもを収容する施設と思っていましたが、そうではありません。
「家庭・学校・地域社会の中でうまく適応できず、行動の乱れや性格上の悩みを抱えた児童(18歳未満)の保護と心身の健全な成長発達を育成する」福祉施設であり、教育施設です。
 ここの職員さんたちは、丸ごと子どもたちを抱え込んで、子どもの成長を見守ってるようです。擬似的な父であり母となって、子どもたちに人間の成長に欠かせない家庭環境を作り出しています。
『太陽のめざめ』の舞台はフランスですが、舟積さんの話を聞いて、まさに若葉学園で暮らす子どもを主人公にしたような映画だと思いました。
母親の愛を知らずに育った少年と彼を取り巻く大人たち(児童を担当する判事としてカトリーヌ・ドヌーブが出ています)を描きました。
この映画では、限られた大人しか出てきませんが、もっと多くの大人たちが少年を見守っていると思ってみてください。
5月19日20日と上映します。映画の詳細は神戸映画サークル協議会のHPを見てください。
http://kobe-eisa.com/