週の半ばで

 やはりブログを書くためには時間が必要だから、ここへの書き込みは休日になってしまう。今日は久しぶりに早めに帰って、余力があるから書いている。
 2年ほど前にデジタル・オーディオを買って、主に通勤時間に楽しんでいる。そこに入れる音楽はTUTAYAで借りてくるわけだが、CD4枚で1000円だから、1週間ごとに借り替えている、単純に2年で100週、400枚のCDを借りた勘定で、実際に6000曲ぐらいが入っている。
 どんな傾向の音楽かといえば、邦楽(Jポップ)が圧倒的で、しかも昔のアイドル、演歌系(女性です)が多い。あとは世界の音楽めぐりということで民族音楽のCD、ジャズの「ベスト・セレクト」、ニニ・ロッソです。都々逸も入れました。落語も少々。
 そこで気づいたことは、TUTAYAにはアグネス・チャンとさがらなおみは置いていないということです。何故でしょう。
 そして落語は、江戸前上方落語桂米朝桂枝雀ばかりで、非常に偏っているということです。江戸前は、立川談志一門から桂円生、円楽、柳家小三治、小さんや春風亭、古今亭、柳家、三遊亭など各一門ほぼ網羅しているように思う。
 それに比べて、上方落語のほうは非常に幅が狭い。4天王(桂米朝桂春団治桂文枝笑福亭松鶴)の中で、米朝一門ばかりである。枝雀と米朝の全集的なものを置いているが、他はあまりにも寂しい。露の五郎兵衛林家染丸など相当の実力者がいるのに注目していない。こんなところに文化産業のレベルの低さが出ている。
 落語以外のお笑いや大衆芸能、伝統芸能も少ない。漫才、浪曲、講談、民謡などはCDがあるだろう。それを置くべきではないか。
 商業主義に走るのが悪いとはいわないが、売り出せば売れる芸人を探そうとはせずに、すでに評価が定まった人ばかりに行くのは情けないと思うだけである。