今日はうたごえ新聞4月18日のコラムからの紹介。
私は、じつに多くの団体の機関誌を読んでいる事に気づいた。ちょっとあげると、うたごえ運動、新日本スポーツ連盟、きょうされん、ユニセフ、全国革新懇、区画・再開発通信、原水協、自治労連、神戸演劇鑑賞会、神戸文化ホール、自治体問題研究所、もちろん神戸映画サークル協議会、全国映連、兵庫民報、学習の友、高齢者組合、全建といったところか。あとは定期的な読み物として神戸新聞や赤旗(日刊、日曜版)、「経済」誌、前衛、シネフロント、DAYS、職場にある全国紙(朝日、毎日、日経、読売)、都市計画や建設、建築関係の雑誌も目を通している。
こうやって数えると、我ながらすごい。本当に読んでいるのかと思うが、ざっとだが目を通している。自前のところは経費もかなりのものだ。
ところで、この「空を見ていますか」というコラムは、うたごえ新聞の売りだ。いつも一番に読む。今回は東日本大震災のことを取り上げながら、日本社会が持っている構造を批判する。2重3重の下請け構造だ。それは従来からあったが、「効率的」「経済的」「競争原理」を何でもかんでも当てはめた新自由主義が席巻する時代になってさらに推し進められた。「みんなの党」などが空っぽの政策で言っていることだ。
その結果「会社は、正社員よりも、派遣社員やパート労働者で構成される」ようになり、メリットもあるが「失われていくものも、ある」と批判する。
なかなか言いにくいことだが、自社製品の社員割引や大企業、公務員の福利厚生、役得などに対する批判に「肯ずる面もある。だが失われていくものも、ある」と正義的な風潮に反旗を立てる。
専門家意識や組織の連帯、帰属意識が希薄になる。さらに公務の民間委託にも異を唱える。
池辺さんに拍手。私もほとんど同意見。昔、父が神姫バスに勤めていて、彼は山陽電車乗るときに定期券のようなものを見せて乗っていた。あとで聞くとそれは私鉄総連の組合員証だった。父は革新的でもなければ、労働組合に積極的でもない。共産党などには投票したことがないだろう。いやもしかしたら母の従兄弟の子供の市会議員には投票したことがあるかもしれない。
それはともかく、私鉄総連の団結の恩恵を受けていた。また労働者はお互いに融通し協力するものだと思っていた。
今はそれが無い。