安倍9条改憲NO! 3000万署名の意義

3月30日神戸映画サークル協議会主催で、標記の学習会を催しました。映画サークルは思想信条、表現の自由を守り、基本的人権の擁護と世界平和を考える映画を上映し続けていますから、現在の情勢を非常に憂いて、なにか行動するべきと、例会場に3000万署名用紙を置き、今回の学習会を実施しました。この日は神戸大学名誉教授の和田進先生に来ていただいて話を伺いました。

和田先生からは、自民党改憲の意味するところや、自公内部の実情、彼我の力関係、情勢等の話を聞きました。
その肝は「国家・社会のあり方への軍事的思考の浸透」です。9条のおかげで日本人は武器や武力の行使に嫌悪を抱いています。現在の国民の多数は武器と武力の行使によって平和が得られる、という意見には反対する、と思います。
しかしもし仮に9条が変えられて、武力を持つのが当たり前と思う世代が増えれば、一気に米国の世界戦略に追従する国になってしまうでしょう。
国民世論がそうなれば、国会議員の多数もそれになびくでしょう。
そういう根本的な転換を起こさせないためにも、現行の九条を守る必要があります。
しかし3千万人署名は厳しい情勢です。衆議院選挙の得票数をみると、戦争法廃止2千万人署名で1670万人、立憲民主、共産、社民の得票合計が1643万です。
逆に「ありがとう自衛隊キャンペーン」がはられ、改憲1000万人署名が達成したといわれています。
米軍とともに海外派兵
自民党自衛隊、もしくは自衛のための戦力の保持を明記しようとしています。安倍首相は現在と変わらないという嘘をいっていますが、その狙いははっきりしています。自衛隊の海外派兵です。しかも米軍と一緒にそれをやれば「絶対」に戦争に負けないと思っている節があります。
アベ政治は軍事力で「世界の平和」を守り、尊敬を受ける国になりたいという愚かな考えに囚われている輩です。
日本をそんな国にしたくありません。