2013-01-01から1年間の記事一覧

4月例会学習会「フランスと日本、労働者と労働運動をめぐって」

4月11日に標記の学習会を行いました。講師は岩田幸雄さんです。岩田さんは現在、大阪原水協の理事長で、元全労連の副議長です。 労働条件の話をすると、やはりフランスと日本の違いが強く出ますが、それは当たり前です。労働の仕方こそが社会の姿を規定する…

花見(宇治川公園)

あまり花見は行かないのだけれども、今年は4月1日に職場から生田川公園に、そして7日に飲み屋で知り合った友人たちと宇治川公園に行きました。 1日は夜桜でちょっと寒くて、お酒を飲みすぎました。7日は昼間ですが、異常低気圧が少し残っていて、天気は良か…

二〇一二年の収穫を見て

2012年に見た映画を振り返ってみました。映画サークルの機関誌に載せたものです なぜ映画を「選ぶ」のか 多くの分野で一年を振り返った重大ニュースとかベスト○○が選出されます。特に映画はアカデミー賞をはじめとして、業界を盛り上げるために作品、監督、…

今年、ここまでで見た映画

もう3月も終わりです。仕事もそれ以外でもけっこう忙しい3月でした。インフルエンザもかかったりしました。それでブログに書き込むのが少なくなっています。せめて見た映画だけでも、ここに記しておきます。もちろん、この間に書いたものは除きます。 1月…

『東京家族』『レ・ミゼラブル』『ル・アーヴルの靴磨き』

他にも見ていますが、ちょっと批判ばかりになる映画は除きました。とりあえず評価している、この3本です。 『東京家族』は山田洋次の映画そのものという感じで、安心して見ることが出来ます。それはそれでいいのですが、大枠を小津安二郎の『東京物語』にし…

3.11

東日本大震災、福島原発事故から丸二年。この国、社会、国民の意識は変わったようで変わらない、あるいは底流では変わったかもしれない、おそらくは変わっていると思う。 というように私は今の状況が掴めていません。ですから確たることは言えないのですが、…

3月例会学習会「フランスの「ケルト」の地ブルターニュー+ノルマンディ

3月9日(土)の5時からシネマエッセイスト武部好伸さんのお話を伺いました。 ケルト文化を訪ねてヨーロッパの各地を旅されています。今回は標記のタイトルで、フランスのケルトのお話でした。 ケルトは特定の民族ではなくて、ケルト言語文化圏を指すそうです…

『少年と自転車』『メアリー・スチュアート』

15日に映画サークルの、17日に演劇鑑賞会の2月例会を見ました。それぞれ簡単に感想を書いておきます。 『少年と自転車』 見ていて、なんとも落ち着かない映画でした。それは主人公の少年シリルの気持ちがあまりにも映画、映像にあふれでてくるからです。 彼…

駅伝、もう若くない

16日に職場の駅伝大会があり、それに出ました。約150チーム1000人が出場する大規模なものです。 私は阪神淡路大震災前は毎年出場していましたが、18年ぶりに、ちょっとおだてられて走りました。日頃プールに行っていますから、早く走ることは出来なくても、…

体罰、いじめをどうしてなくしていくのか

どうも納得がいかない、という気持ちがあります。 大津の中学生の自殺、桜宮高校の高校生の自殺、そして女子柔道選手のJOCに対する体罰の訴えなど、いじめと体罰に対する一連の報道があって、教育分野の暴力的体質というのが明らかになりました。それらは…

「三方一両得」の使い方はおかしい

「三方一両得」時々この言葉に出会います。新聞にも出てきます。 これは落語や講談に出てくる大岡越前の逸話である「三方一両損」をもじっているのでしょうが、文脈からみて「3人の関係者全員が得をする」という使われて方のようです。 はたしてそれは元々の「…

西神ニュータウン九条の会総会

標記で記念講演として伊藤真さんから「今を生きる私たちの選択!」を聞きました。力をこめた日本国憲法の解説と現代の課題です。 前段として、1票の格差の是正が必要。違憲状態で憲法改正もない。鳥取県を一人1票とすれば、兵庫県は一人0.212票。これを「人口…

2月例会学習会「日本と欧米の里親制度」橋本明氏(家庭擁護促進協会)

2月例会『少年と自転車』が親から棄てられた少年と、その養い親になる女性の話しであることから、里親制度の話を伺った。感動的という言葉はあまり使いたくないのだが、人間って捨てた物ではないと、改めて思った。 日本では色々な理由(親が死んだ、捨て子…

赤穂の牡蠣

先週の穴水に続いて、2月3日に赤穂に行って牡蠣を食べました。この日は赤穂の牡蠣祭りで、人出がけっこうありました。 JRのパック旅行で銀波荘という旅館で昼ご飯を食べ、川を挟んだ隣の海浜公園では牡蠣祭りです。 そして赤穂の街と城をぶらぶらしました…

新聞の記事(12月から1月]

きわめて大雑把なタイトルにしました。まとまった話が出来そうになく、思いつくままに新聞記事を読んだ感想を書き連ねます。 [産経]の品位 [産経]はあまり読まないし、まともに論評しようとも思っていない(佐伯啓思さんは別)のですが、あまりに酷いと思った…

民意のカタチ

昨年の神戸新聞、総選挙投票日の前(12月8日〜16日)に標記のコラムが4回連載されました。興味深いタイトルだったのでブログに書こうと思っていましたが、いつしか忘れていました。新聞の切抜きを整理していて、それに気付き、捨てる前にざっと書くことにし…

1月例会『太陽とオレンジ』そして今井正

1月18,19日と1月例会『太陽とオレンジ』でした。 久々に採算点を越えました。 イギリス映画界の名匠、コミュニストを自認するケン・ローチの息子ジム・ローチの処女作です。うまくまとまった映画にしていますが、それ以上に、この映画を見た人のほとんどが…

穴水

26日27日と能登半島穴水町に行って来ました。雪中ジャンボかきまつりです。 焼き牡蠣が本当においしくて、思わず食べ過ぎました。 穴水の伝統芸能である虎之助太鼓も出てきました。若い人が大活躍です。 穴水の街は能登半島の内懐に抱かれるように、雪に埋も…

我が家の掲示板

昨年、我が家の前のブロック塀に掲示板を作りました。そこに映画サークルのチラシやポスターを貼っています。「映画がある街角」の演出です。 そして周囲の家にチラシを投函しています。誰か反応がないか、興味を持つ人がいればいいなと思っています。 今週…

だから新聞は[神戸]

1月14日の正平調に拍手です。この欄に若者の就職難が財界の雇用政策の大転換のためであることを書きました。「1995年、当時の日経連は企業の国際競争激化を受け、「新時代の日本的経営」を発表する。基幹部門で働く職員以外は有期契約の非正社員を活用する考…

『偽証法廷』『ウツボカズラの夢』『社会を変えるには』『司馬遼太郎覚書』

随分本のことを書かないでいた。紹介したい本がないわけではなく、単にサボっていただけです。新たな本を読んで紹介しようと思っても、先に読んで紹介し忘れている、と思う本があったのでは、次にいけないので、簡単になると思いますが、書いておきます。 ま…

帰らざる日々の夢

職場の労働組合の機関誌、正月号に書きました。 『帰らざる日々の夢』 夢のない話 初夢を見ましたか。見たことを覚えていますか。私は、最近、夢を見たことを忘れてしまいます。 パソコンで検索すると、夢とは「神経生理学的研究では、主としてレム睡眠の時…

年賀状

ご挨拶が遅れました。 今年もよろしくお願いします。 年賀状に書いた、昨年の映画と本は、次の通りです。 映画ベスト3 『終の信託』 『この空の花』 『キリマンジャロの雪』 甘くはないけれど、信じられるものがあると伝わってきます。 はげまされた本3冊 …

年末の総選挙後

自民党の絶望政策 投票前から自民党の圧勝、「第3極」は維新が伸びる、民主は壊滅という報道がなされていた。そして、そのとおりの結果となった。この現実をどう見て、どのように理解したら良いのか、戸惑っていた。 年末の新聞を読み、内田先生や五十嵐先生…