新聞

ドイツと日本

9日ドイツ、メンケル首相が来日し、講演、安倍首相と会談、記者会見しました。講演は朝日新聞の主催であったようで、[朝日]だけが全文を載せています。 メンケル首相が何を言ったかも大事ですが、[朝日]と[讀賣]の記事の違いもとても面白く感じました…

2015春闘

3月に入って春闘の山場に入ってきたが、社会的には労働組合の行動が目立たない。 「アホノミクス」の体裁をとって、安倍政権は財界に賃上げを要請した。同時に「残業代ゼロ」法案と言われる、労働時間の規制を外すこともしている。年功賃金から「能力主義」…

総選挙の評価

成功だが大勝ではない 色々な立場から総選挙の評価が出ています。全部は読みきれませんが、私は五十嵐仁さんの見解を、ほぼ支持しています。 http://igajin.blog.so-net.ne.jp/ 私自身の感想を、どんな風に書こうと思っていた時に、今日の神戸新聞の「針路21…

追悼:高倉健

11月18日の夕刊と19日の朝刊に、俳優、高倉健の追悼記事が満載であった。そこで新聞ごとに高倉健の評価の違いがあるのかないのか、と興味を持った。それで、なるべく多くの記事を読んでみた。 例によって[神戸][朝日][毎日][讀賣]である。そして23日…

来春闘要求ベア2%以上

連合が2015来春闘の方針で、定昇2%+ベア2%=月例給4%の賃上げを目指すことを決めた。そして非正規や中小企業の底上げ、時短も進める、というまことに結構なことだ。 2014年は大企業で多少の賃上げがあり、公務員の人事院勧告も久々に賃上げ、ボーナスの…

「人生の贈りもの」山田洋次

[朝日]の夕刊「人生の贈りもの」で10月6日から9回、山田洋次が紹介されました。これまで映画大学で何度か話を聞いていますから、彼の生い立ちとか、いくらかは知っていましたが、これを読んで知ったこともありました。 彼の作品の根底にあるのはこれだと思…

うそつきにはうそつきだ、と言うべき

「地方創生国会」などと言っているが、「増田報告」がいう消滅自治体、群馬県南牧村の村長が「アベノミクスは届いていない」という。 「地方創生」に来年度予算枠で1兆円とか言っているが、ほとんどがラベルの張替えに過ぎない。 [毎日「私の社会保障論」10…

スコットランド独立の住民投票

スコットランド人は、連合王国にとどまる選択をした。独立反対55%、賛成45%と言う比率だ。これについて[朝日][毎日][讀賣][神戸]の社説、浜矩子(同志社大教授)、増田寛也(元総務相)の言説(ともに[毎日])を読んだ。(9月20日、21日) その印象を書…

本質をそらす罪

[朝日]の「従軍慰安婦」、福島原発事故の「吉田調書」の誤報、「池上論文」掲載拒否が、ジャーナリズム、新聞や雑誌に大きな波紋を広げています。[讀賣]や反動的週刊誌雑誌等は大々的に[朝日]を叩いています。 そのことで、従軍慰安婦問題、原発問題の本…

[毎日]「風知草」を読む

「風知草」は立憲主義を軽視して、集団的自衛権の容認、普通に戦争が出来る国への道を掃き清めようとしている、という評価は変えるつもりはないが、「これはどう読むのか」と考えさせられるコラムではある。 資本主義批判 8月25日は「告発した人 問うた人」…

A級戦犯へのメッセージ

4月、安倍首相が自民党総裁として、A級、BC級戦犯の追悼法要に彼らを「英霊」として賛美するメッセージを送っていたと言う。菅官房長官は「私人としての行為」であるから、政府としては関知しない、という。 戦犯を裁いた東京裁判を認めて、日本は国際社…

従軍慰安婦「誤報」問題

讀賣新聞はほとんど読まない。時間の無駄だと思っている。わずかに讀賣ジャイアンツが負けたときのスポーツ欄を読む。しかし今回はけっこうな分量を読んだ。それは標記の朝日新聞の誤報に対する一連の批判記事だ。 8月28日から「検証 朝日『慰安婦』報道」と…

充実した新聞コラム

衆参両院で圧倒的多数を得て、しかも世論調査で国民の支持率が高い安倍政権は、露骨に国民無視の政治を始めたのは、昨年末の特定秘密保護法だと思う。 それ以降、新聞の記事が少しずつ変わってきたように思う。さらにこれまでの政権与党の憲法9条解釈をひっ…

GDP年率6.8%減

久々に同日の[神戸][毎日][朝日][讀賣][日経][赤旗]を読み比べました。標記の記事が載った13日夕刊と14日の朝刊です。 [赤旗]を除いて、大体同じ傾向ですが、微妙に違います。特に今後の動向については、社説に、安倍政権に対する新聞の姿勢が…

アルゼンチンのデフォルト

デフォルトの経緯 映画サークルの9月例会『幸せパズル』はアルゼンチンの映画です。その担当となった私は、アルゼンチンのあれやこれやを調べていました。その時、アルゼンチンが再びデフォルト(国債の利払い不履行)に陥った、というニュースに出会いました…

人生の贈りもの:漫才師 宮川大介

新聞の切り抜けは、連載コラムが多くなります。朝刊には社会的に注目されている現在進行的なテーマが多いですが、夕刊はちょっと遅れるとか、芸能関係とかが多くなっています。 標記は[朝日]の夕刊にある、人物紹介のコラムです。平日五回連載が通常のパタ…

湖国 揺れた公明票

15日[朝日]で標記の記事がありました。13日日曜日投開票があった滋賀県知事選挙の分析です。 公明党支持者が選挙に行かなかったという結果が出ています。それによって自民公明維新が推薦支持した候補者が落選しました。 滋賀県の直近の選挙の期日前投票の…

半藤一利「国民をだまそうとしている」

国ではなく国民 7月13日の『NHKスペシャル』は「集団的自衛権行使容認決定の舞台裏で何が?自公の攻防▽大転換は日本に何をもたらすか」はもう一つはっきりしません。 いわば自公政党の言い訳みたいなものです。公明党の自らの「転向」を覆い隠し、「歯止め…

切れた生命線

アベノミクスの破綻 第三の矢だとか言って、労働時間の規制を外し賃金を引き下げようとしています。成長産業を捜せないものだから、カジノ法案を上程しました。そして法人税を減税して外形標準課税の導入です。 おかしいでしょう。経済的な発展をめざすなら…

マスコミの動向

5月6月は忙しくてブログの書き込む回数が減りました。集団的自衛権や労働時間規制緩和など、現実に進む事態にひとこと言うべき、と思いながら今日まで何も書けませんでした。 何が忙しかったかと言えば、3つ原稿を書いていたからです。 演劇鑑賞会『イノセン…

新聞記事あれこれ

新聞の切り抜きはどんどん貯まります。主に4紙を読みながら気になる記事を毎日、切り抜いていきますが、それを元に何か書くのは難しくて、そのままになっています。棄ててもいいのですが、いつか何かに生かせないかと思って、置いています。 しかし古いのは…

特ダネ

3月21日(金)の[神戸]に「女性誌の改憲・秘密法特集 内閣広報室が取材依頼」という見出しの記事が載った。 女性ファッション雑誌「VERY」の3月号に「改憲の前に知憲」という憲法を知ろうというテーマの特集が組まれたが、その編集作業中に、内閣広報室…

1月1日の社説

[神戸][朝日][毎日][読売][日経]の一日付けの社説を読み比べてみました。傾向が別れているように思います。これは特定秘密保護法に対する態度から来るものではないか、と思いました。 [神戸]は「私たちのあした」というタイトルで4日間の連載で…

年末の新聞

12月は忙しくて、切抜きはしていたものの、それについて書くことが出来ませんでした。ちょっと時間ができたので、まとめて気づいた事を書きます。 特定秘密保全法 同法は12月6日に成立しましたが、これを追及する新聞は、それでも後を追ってコラムを書いてい…

秘密保全保護法

戦前に戻したい安倍 自民党も公明党も、この法案を大急ぎで通そうとしています。審議入りして2週間ちょっとで、きわめて憲法に反するような「平成の治安維持法」という批判もあるような悪法、みんなの党(川田龍平はどうしてここにいるんだろう)も維新も手…

料理の偽装

阪急阪神ホテルズのレストランが7年半に渡って、食材の偽装を行っていたと報道があった。そして10月24日付けの余録、天声人語、正平調がそろって、批判した。 世論全体として、この問題には、強い関心があるのだと感じた。 私も食べ物には強い関心があるし…

JR北海道

29日のサンデーモーニングの冒頭でJR北海道の安全対策の問題が取り上げられました。河野洋平が国鉄の分割民営化まで遡ってこの問題の元凶を分析していました。私は的を射た指摘だと思います。 一方はリニアーを作るほど儲かり、一方は危険箇所が発覚しても…

正平調

8月は[朝日]も取っていました。新聞勧誘員が来て「8月だけでも」というので断りきれなかったのです。 [朝日]は職場で読んでいましたが、自分で取るのは少し違いました。かなり小さい記事まで読みました。全体的な印象としては「プロメテウスの罠」など、国内…

「夏はオシャレふんどし」

新聞([神戸]7月3日(夕)、[朝日]7月5日)に写真付きで、ふんどしが流行っていると載りました。「淡いパステルカラーの記事に水玉模様の前垂れ、花柄やチェックの腰回りひもなどポップで多彩」に、しかも男だけではなく女用もあるといいます。 女のふんどし…

「橋下発言に支持の声」萱野稔人

[神戸]6月15日の「論考2013」に標記のタイトルのコラムが載った。橋下大阪市長の慰安婦発言だ。かなりショッキングな標題だが、現実はそうだと思う。 萱野さんは、橋下発言が世界的に非難を浴び、国内世論でも「不適切」と多数が思っているが、しかし日本には「『…