2012-01-01から1年間の記事一覧

「フィンランドってどんな国」佐久間泉(関西日本フィンランド協会)

9月例会学習会を標記のタイトルで9月14日(土)開催しました。講師の佐久間さんには、急な要請にもかかわらず、快く引き受けていただきました。ありがとうございました。 楽しいお話、それから場所を変えて、懇親会にも付き合っていただきました。 タイトルか…

『ローマ法王の休日』『この空の花ー長岡花火物語』『それでも愛してる』『眠れぬ夜の仕事図鑑』

8月はけっこう忙しく映画を見るために休みをとることはできませんでした。 それでも気になった映画を見ることが出来てよかったと思います。 私がうつだった頃 気になった映画は『ローマ法王の休日』と『それでも愛してるです』。ともに精神的に落ち込むとい…

『樫の木坂四姉妹』

8月31日に見ました。神戸演劇鑑賞会の例会です。私は運営サークルの一員として参加して、会報係りを担当し。そしてこの日は主演の大塚道子さんのインタビューにも加えてもらいました。 そして芝居は期待にたがわぬ素晴らしいものでした。3人の名女優のやりと…

空振りの鮎捕り

9月1日2日古くからの友人たちと出石川に鮎捕りに行った。土曜日は小雨交じりの空模様だったが、昨年も悪天候で中止にしているから、午後ぐらいから持ち直すかなと、ちょっと期待を込めていった。 でも夕方近くまで、山に霧がかかっていた。 翌朝に期待したが…

『凍える牙』『回転木馬』『乳と卵』『めぐりあいし人びと』『3・11後を生きるきみたちへ』『津波と原発』

今月は図書館で借りた本のほとんどを読んだ。またサンチカで古本市をしていたので思わず『楓窓私記−花房健次郎評論集』を買ってしまった。 今日が本を返す日なので、取り急ぎ一言言わないとと思うものを紹介します。順番は必要なものからです。 乃南アサ『凍…

祝島

8月19,20日と山口県上関町祝島に行って来ました。30年以上、中国電力の原発計画に反対してたたかっている島として有名ですが、その島に1000年以上も前から伝わる、4年に一度の神事、祝島神舞を見てきました。 「西神ニュータウン9条の会」のバス旅行に行った…

8月例会『海洋天堂』

やさしい強い映画でした。悪人というかちょっとイヤな奴、と思うような人が出てこないし、誰もが息子、大福のことを気づかい、彼のために力を貸すことを惜しまない、まさに天国にいる人々のような映画でした。 自閉症の息子とその父の話です。上の写真は、わ…

葬式で田舎に帰って

16日、親戚のおばさんの葬式があって姫路に帰ってきました。享年100歳という大往生です。親の兄弟とか従兄弟とか近しい親戚ではなく(忌引き休暇の対象ではない)本家筋の人で、死んだ親から「大変世話になった人」と聞かされていましたので、最後のお別れは必…

[朝日]の社説「核廃絶と脱原発」

8月6日の社説です。核をめぐる世界の情勢とNPT批判です。ほとんどそうだ、と思いながら読んでいましたが、なぜかおかしいと思うのです。それで2,3度読み返しました。 迫らない 気づきました。「核抑止の『安全神話』に潜む落とし穴を直視したい」といいなが…

多々良木湖

8月11,12,13日と養父市餅耕地に帰ってきました。その途中にある「あさご芸術の森美術館」とそのそばにある多々良木湖を見てきました。 正面の広場です。左手が美術館、正面に見えるのがロックフィルダム、多々良木ダムです。 広場をかこむように彫刻がおいて…

池上は無花果の葉っぱか

8月6日[朝日]一面全紙を使って、消費税増税全面的賛成報道に対する言い訳を書きました。それに池上彰さんが呼ばれ、その期待にこたえて見事に恥部を隠す役割を果たしました。 読者の声を如何にかわすか 消費税増税に対して、読者から「社説は全面的に賛成し…

ちょっと気になった新聞記事

[神戸]の正平調に日付が入りました。6月1日からです。それまではなかったのです。[神戸]をお読みの方、気づいていましたか。 良志久(『けんかえれじい』に出てきます) 8月3日付けの正平調の記事が気になりました。警察の不祥事を批判したもので、…

『ブラック・ブレッド』『ドライブ』『青い塩』『屋根裏部屋のマリアたち』『苦役列車』『ベティ・ブルー』

頑張って映画を見ていると、自分でほめたくなります。忙しいなと思いながら、それなのにこんなに見ています。これに例会もあります。 で、良かった映画から順番に書いていきます。まずは『屋根裏部屋のマリアたち』です。 60年代のパリ、証券会社のオーナー…

日米安保はオスプレイに乗って

7月23日に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機が岩国市にやってきた。これが危険なことは米軍自身が認めている。配備を進めながら「安全が確認されるまで飛行しない」という矛盾がある。 にもかかわらず野田総理も森本防衛大臣も、アメリカに変更を求めるこ…

兵庫自治研プレ集会

ちょっと学習会が続きました。28日自治労兵庫県本部の標記の集会に参加しました。本番は10月で、それに私も自主レポート「まちづくりの課題を考える」を出しているし、予定も空いたから参加しました。藤井さんも言いましたが、日々勉強することが大事というこ…

「しゃぼん玉」「きのうの世界」「流星の絆」「野村学校の男たち」

今月は図書館で借りた本をよく読みました。収穫は乃南アサの「しゃぼん玉」でした。彼女は直木賞も受賞しています。私も女刑事・音道貴子や新米刑事・高木聖大シリーズの何冊かも読んでいます。確かにちょっといいな、と思ったのですが、今回「しゃぼん玉」を読…

7月例会『天国の日々』

7月20,21日と7月例会でした。もっと入ってもよさそうな映画ですが、600人を大きくした回りました。リチャード・ギアとかサム・シェパードの若い頃をみたいとあまり思わないのかな。 映像も綺麗だし、よく見ると20世紀初頭のアメリカらしさも感じさせ…

「列島強靭化論〜日本を救う国家のレジリエンス〜」藤井聡(京大大学院教授)

新自由主義嫌いの保守派 26日大成建設主催の標記の講演会に行きました。講演の先生はテレビタックルになんか出ている、新自由主義嫌いの保守派、西部遇を先生と仰いでいます。公共事業拡大派です。 話の中身は、けっこう納得するところもありましたし、一も…

第54回自治体学校in浜松

7月21,22,23日「みんなでつくるホンモノの地方自治」というテーマを掲げた自治体学校に行ってきました。正直なところいささかショックを受けて帰ってきました。 会場は浜松駅のすぐ北側のアクティ浜松です。超高層ホテルの下が公共のホールになっています…

こんな原稿を書きました

神戸演劇鑑賞会の8月例会「樫の木坂の四姉妹」の運営サークル会報係りに参加しています。それで事前に台本を読みDVDをみて、芝居についての原稿を書きました。 23日が原稿の最終の打ち合わせでした。会報に「3・11後にこの芝居を見る」というタイトルで…

大事なことは譲れない

思想信条の自由、言論の自由はやはり大事だと思う。それはいつでもどこでも、誰でもが何を言っても良いということとは違うが、意見を表明する場においては、それは万人に保障されるべきだと思う。その自由が制約される、ということがあれば、なぜそうなって…

原水爆禁止国民平和大行進

7月10日御影公会堂から長田区役所まで歩きました。朝9時に御影公会堂に集まったのは「あれ少ないな」という感じでした。 王子動物園まで来るとだいぶ増えました。 そして市役所で神戸市職労組合員がどっと増えました。黄色いTシャツが組合員です。 行列の…

原発再開に抗して

7月1日に大飯原発が再稼動しました。それに抗したわけではありませんが、我が家に太陽光発電を取り付けました。

「イタリアにおける精神病院廃絶の論理」松嶋健、それから七夕交流会

7月7日は忙しい土曜日となりましたが、翌日が丸々休みで、こうやってブログを書いています。 1時半から松嶋さん(京都大学研究員)からバザーリア法の作られるまでの精神医学の発展を詳しくお話いただきました。以下のような項目です。 1.近代における精…

『ヒヤ・アフター』『エドガー』『さあ帰ろう、ペダルをこいで』『キリマンジャロの雪』『ラム・ダイヤリー』

6月は後半に駆け込みで映画を見ました。そのうち素晴らしいのは『キリマンジャロの雪』です。C・イースドウッドの『ヒヤ・アフター』『エドガー』はあまり評価できません。『さあ帰ろう・・』『ラム・ダイヤリー』もネェ、という程度です。 『キリマンジャ…

『樫の木坂の4姉妹』の作者、堀江安夫さんの話

神戸演劇鑑賞会8月例会『樫の木坂の4姉妹』の運営サークルに参加しています。しかも会報係りを担当したものですから、スケジュールが詰まり、少し困っています。 しかし、まあ楽しい経験です。色々な人と話が出来て、知らなかったことも教えてもらっていま…

最近の新聞記事から

職場の新聞が[神戸]と[毎日]になってしまって、かなり不自由ですが、他の職場を回ったりしながら他紙も読んでいます。そして気になった記事を切り抜いています。 映画に関わるものは映画サークルのファイルに貯めていて、読む人は少ないにしろ、例会場におい…

「20世紀初頭のアメリカ―民衆の生活を中心に―」

26日、標記のテーマで大塚秀之先生にお話いただきました。いつものように豊富な資料を準備いただいて、横から縦から斜めまで、20世紀初頭の米国、そして今に至る米国の姿を紹介していただきました。 話を聞きながら、いくつかの新しい発見をしました。それは…

『東京島』『売国奴に告ぐ!』『これは誰の危機か、未来は誰のものか』『ヘヴン』『大転換』

今月読んだ物で面白いもの、いや面白くなくてもちょっと引っかかったものを紹介します。 『東京島』(桐野夏生)は変な小説です。無人島に流れ着いた2〜30人の人々の奇妙な話です。昔読んだ『ロビンソン・クルーソ』や『十五少年漂流記』のような痛快で健全…

『鳴神』

神戸演劇鑑賞会の例会で、6月22日前進座の公演です。 私は、やはり前進座の芝居が好きです。しかも『鳴神』は歌舞伎の中でもわかりやすくて面白い演目です。 ご存じない方は、ネット調べていただいたら良いのですが、私の解釈を少し言っときますと、修行を積…