学習

映画批評19号(2020年夏)

ようやく出すことが出来ました。 表紙 目次 50頁というほぼ一杯の頁数になりました。 昨年、初めて開催された神戸インディペンデント映画祭を特集しています。これは斉藤啓さんが個人で開催、運営そして経費までも持って作り上げた映画祭です。自主映画を231…

講演会「空から見た戦時下の神戸」辻信一氏

下記のチラシのとおり「神戸に平和記念館をつくる会」が主催して学習会を開催します。 米軍の資料を基に、辻さんからお話を伺います。現在の神戸にも戦時下の傷跡が多く残っています。興味深い話が聞けると思います。 会場はまちづくり会館の2階ホールで定数…

3月例会学習会「漫画マルクス・エンゲルスを語る」

今月の学習会の講師は野口美代子さん(元小学校教師、漫画『マルクス&エンゲルス』の脚本を書いた人)です。 彼女は、映画『マルクス・エンゲルス』(原題「若きマルクス」)を見たあとに、マルクスやエンゲルスのことを知らない日本人が多い(日本共産党の…

「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」加藤陽子、「戦争経済大国」斉藤貴男

読んだ動機 この3冊を読みました。アジア太平洋戦争の見方が変わり、邦画の戦争ものの批評の目も少し変わりました。 読んだ動機は久元神戸市長のブログ(2019年9月22日27日)と、日本維新の会の片山虎之助氏が毎日新聞の「蔵書拝見(9月24日)」で「それでも…

2月例会学習会「住んでみてわかったフランスのイロイロ」

映画サークルの2月例会『パリの家族たち』の学習会を2月15日15時から、標記のタイトルで行いました。お話していただいたのは山田剛士さんです。日仏協会のフランス語教師です。 山田さんはプロサッカー選手を目指しての留学、兵庫県の日仏交流で2年半ほフ…

1月例会学習会「ヘミングウェイと映画」

2020年1月の市民映画劇場は『ロング,ロングバケーション』です。ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドが老年期に入った夫婦を演じます。もう先が長くないと悟った二人はキャンピングカーでフロリダのヘミングウェイの家に向かう、という話です。 詳しくは…

「神戸空襲と神戸港」写真展(12月3日~9日)

12月3日~9日、新長田勤労センターのギャラリーをお借りして標記の写真展を開催しました。今年で3回目です。約700人昨年を越えるみなさんに来ていただきました。また7日の坪井兵輔さん(阪南大学准教授)の講演会「戦時中の神戸港-軍港から非核神戸方式へー…

10月例会学習会「第3国定住ミャンマー定住支援」

9月30日に標記のタイトルで、NPO神戸定住外国人センターの志岐良子さんに来ていただいてお話を聞きました。 10月例会はミャンマー難民を描く『僕の帰る場所』です。 初めて聞いて驚いたことが2点あります。 1つはミャンマーの状況です。ロヒンギャのことは…

アメリカ社会の退役軍人(『30年後の同窓会』学習会)

今週の20日21日と映画サークルの例会です。その学習会、標記の題目で9月4日大塚秀之(神戸市外大名誉教授)先生にお話していただきました。機関誌の作品背景とあわせて書いていきます。 映画が、ベトナム戦争で闘った3人の戦友が一緒に旅をする話ですから、…

映画を見なかった週ですが

7月23日24日25日。神戸にいたのですが映画を見ることができませんでした。 23日は神戸市教組の教研集会(神戸市教育会館)、24日は前川喜平さんの講演会(新長田勤労センター大会議室)、25日は休息に当てました。そして23,24日とスポーツジムでランニングしま…

三島、自治体学校(静岡)

7月26,27,28日と静岡に行きました。標記の通り主な目的は自治体学校に参加することです。しかし実際に出たのは初日の記念講演だけでした。 後は三島市と静岡市を見て回りました。 憲法と自治のチカラが地域の未来を切りひらく 27日の岡田理事長の記念講演は…

西神ニュータウン9条の会HP7月号

www.ne.jp いつも投稿している「憲法と映画(31)『12か月の未来図』」に加えて、6月15日にお話した「私のシネマライフ」を要約して載せていただいています。 是非、ご覧ください。

神戸に平和記念館をつくる会の学習会

みなさん来てください。 空襲を体験された方が亡くなられる時代です。しかし神戸空襲の記録と記憶は伝承されていません。 私たちはその被害の実情を知っておきたいと思います。 洲脇先生は、以下のような項目でお話されます。 講演会資料 1 空襲資料との出…

「西神ニュータウン9条の会」の例会

6月15日に西神ニュータウン9条の会で、「私のシネマライフ」ということで2時間ばかり話をさせてもらいました。レジュメは下記の通りです。 20歳過ぎから映画を見始めて、神戸にやってきて、映画サークルに参加して40年になります。その間に経験したことや考…

5月例会学習会「ポーランドの歴史と国民性」

5月9日5月例会『夜明けの祈り』の学習会を開催しました。標記のタイトルで日本ポーランド協会関西センター代表の藤井和夫さんにお話していただきました。 わずか1時間半でしたが、ほとんど知らなかったポーランドの複雑な歴史の一端を知ることが出来ました。…

西神ニュータウン9条の会12周年記念のつどい

3月10日西区民ホールで、中村宏臣さんを招いて標記の集会を行いました。歌とお話の会です。 中村さんは西神中央で医院を開業しているお医者さんです。とっても歌が上手でしかも9条が大切だと思っておられます。 絵本語り「へいわですてきだね」(長谷川義史)…

檻の中のライオン~憲法ってなんだろう?~

2月17日映画サークルが主催して標記の学習会を持ちました。話をしていただいたのは楾(はんどう)大樹弁護士(ひろしま市民法律事務所)です。 アベ壊憲が強引に進められようとしている情勢で、私たちももう一度勉強しよう、それを力に現憲法の素晴らしさ大…

2月例会学習会「命の水を考える」

1月30日仲上健一(立命館大学特任教授)さんに来ていただいて、標記の学習会を行いました。簡単に内容を書いておきます。 なお例会は2月15日16日です。 『ザ・ウォーター・ウォー』がボリビアの「水戦争」といわれる、水道事業の民営化に反対する国民の抗議騒…

11月例会『ナチュラルウーマン』学習会

標記の学習会を10月30日「あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)」の田崎俊彦さんから「性的マイノリティの基礎、性的マイノリティの人権」というタイトルで話をしていただきました。 『ナチュラルウーマン』の主人公がトランス女性ということで、性的マイ…

『マンザナ、わが町』

神戸演劇鑑賞会の11月例会でした。 この芝居の運営サークルを担当して会報に原稿を書きました。 井上ひさしの戯曲で、とてもよくできています。アジア太平洋戦争時に、米国の日系人が強制収用所に入れられた史実を基に作られています。 その背景等を調べたメ…

10月例会『ロープ-戦場の生命線』学習会

「旧ユーゴスラヴィアの紛争と国際社会」というタイトルで、中内政貴(大阪大学国際公共政策研究科准教授)さんからお話を聞きました。 第2次大戦後のユーゴの歴史や民族の状況、そして内戦に至る状況を詳しく聞きました。 ナチスドイツの侵略をチトー率いるパ…

9月例会『Viva!公務員』学習会

9月13日(木)牧みぎわさん(桃山学院大学)に来ていただいて『Viva!公務員』に則したお話をしていただきました。 この映画はイタリアの地方公務員がリストラに逆らったために、人事担当者の嫌がらせであちらこちらに「跳ばされる」と言うコメディです。原…

神戸空襲写真展と教研集会

今年も11月1日から7日、新長田勤労会館で写真展をします。チラシが出来ましたので載せておきます。 8月24日に神戸市教組の教研集会分科会「平和教育」で、主催団体の「神戸に平和記念館をつくる会」の活動報告を会の代表がしたので一緒に行きました。 若い先生が…

8月例会学習会「コスタリカの歴史的歩み」

7月26日に8月例会『コスタリカの奇跡−積極的平和国家のつくり方』の学習会をしました。標記の題で小澤卓也(神戸大学国際文科学研究科教授)先生にお話をいただきました。小澤さんの専門は中央アメリカの近現代史で、特にコスタリカに留学もされています。…

第60回自治体学校in福岡

夏の恒例となっています自治体学校に今年も行きました。福岡で7月21〜23日ですが、最後の日はさぼって太宰府で観光しました。 1日目は「地域・暮らしに憲法を生かす」と言うテーマで1部がリレートークで、2部が真庭市長の太田昇さんと石川捷治先生(九大名誉…

「民族音楽からペルシャ文化を知る」

7月例会『人生タクシ−』の学習会の標記のタイトルで、谷正人(神戸大学)さんに来ていただいて、サントゥールという楽器を弾きながらイランについてお話をしていただきました。 谷先生は民族音楽学を専門として「音楽を入り口として文化を知る」研究をされて…

6月例会学習会「『50年後のボクたちは』をより楽しむためのディテール」

6月例会『50年後のボクたちは』はドイツ映画ですから、神戸大学の増本浩子先生に来ていただいて、6月6日標記のタイトルでお話をしていただきました。 内容は、増本先生に映画を見て決めていただきましたが、細かいドイツの社会制度や歴史等で、初めて聞く話…

「映画『ローマ法王になる日まで』と私のアルゼンチン時代」

5月例会『ローマ法王になる日まで』の例会学習会を、標記の題名で、六甲カソリック教会のアルフレド・セゴビア神父さんに来ていただいてお話を聞きました。 セゴビア神父もアルゼンチン人で、現在のフランシスコ教皇(カトリック教会ではこう呼ぶ)と同じイ…

第31回言論の自由を考える5・3集会 

1987年5月3日、朝日新聞阪神支局に赤報隊と名乗る一人の男がやってきて、そこに居合わせた新聞記者を散弾銃で打つという事件がありました。一人は殺され、一人は重傷を負いました。その犯人は捕まっていません。 この事件を風化させず、暴力に負けない言論を…

4月例会学習会「先住民族としてのアイヌ民族の権利−国際法の観点から−」

4月例会は『サーミの血』です。この映画はスカンジナビア半島の北部に住む先住民族サーミ人(ラップランド人という呼び方もあります)の少女の生き方を描いたものです。 今回の学習会は北欧の先住民族サーミ人や舞台となったスウェーデンについてではなく、…