芝居

西神ニュータウン9条の会HP2021年6月号

いつも1日にHPは更新されています。6月号には8編のエッセイが掲載されています。簡単に紹介しておきます。是非ご覧ください。 西神9条の会 (www.ne.jp) ①パリ通信(28)は「職場の出来事④」で浮浪者が入ってくという状況が書かれていました。大変です…

西神ニュータウン9条の会HP5月号

いつものことながら、標記のHPには多彩なエッセイが掲載されています。ごく簡単に紹介します。 今月は9編でした。 ①まず「パリ通信」です。普通の住居地に風俗営業が忍び込んでいるという話です。 ②山口洋司さんが亡くなられた田中邦衛さんの思い出を書か…

西神ニュータウン9条の会HP2021年4月号

標記のHPが更新されていますので、紹介します。是非、下記のHPにアクセスしてください。 西神9条の会 (www.ne.jp) 内容を簡単に紹介します。 今月の投稿は6篇とちょっと少ないです。でも他では読めない内容ばかりです。 人気の「マリさんのパリ通信」は…

西神ニュータウン9条の会HP2021年3月号

標記のHPが更新されましたので紹介します。ぜひご覧ください。 西神9条の会 (www.ne.jp) 少しだけ、中身も書いておきます。今月は9編のエッセイと1つの写真です。 9条の会HPですが、書かれている内容は、平和や政治の問題だけではなくかなり多彩です。…

『おとうふコーヒー』感想

神戸演劇鑑賞会1月例会(1月25日(月)、劇団銅鑼) 様々な人生を見せた芝居 豆腐とコーヒーが認知症予防に効果があると知りました。そういう題名です。でもコーヒーを飲みながら豆腐を食べるのは、もうすでに認知症も深刻でしょうね。この芝居の中心人物、…

2020年7月に読み終えた本

7月は思いのほか、たくさんの本を読みました。その中から紹介したいと思う本の書評を書いてみました。 『幽霊と自転車/永田よしつぐ』 「幽霊と自転車」「ひとみさんの瞳」「電球」の短編3つ。社会の底辺に生きる真面目な若者の純愛小説という感じ。登場人…

古川健『拝啓、衆議院議長様』を読んで

神戸演劇鑑賞会の9月例会で表記の芝居をpカンパニーが上演します。 古川健は若い作家ですがいいホンを書きます。セリフもいいですね。 これは2016年相模原障害者施設殺傷事件をモチーフにつくられた芝居です。 私は運営サークルに入り、会報を担当しました…

劇団昴「アルジャーノンに花束を」

8月30日31日に神戸演劇鑑賞会が劇団昴「アルジャーノンに花束を」を上演します。その運営サークルとして会報を担当しています。最初に台本を読んで意見交換をしました。 そして大雑把に感じたことを、それぞれに書いて、それをもとに会報原稿を作っています。…

『マンザナ、わが町』

神戸演劇鑑賞会の11月例会でした。 この芝居の運営サークルを担当して会報に原稿を書きました。 井上ひさしの戯曲で、とてもよくできています。アジア太平洋戦争時に、米国の日系人が強制収用所に入れられた史実を基に作られています。 その背景等を調べたメ…

『ラインの監視』

神戸演劇鑑賞会の10月例会は劇団昴の標記の芝居です。 このチラシからは、どんな芝居か分かりにくいですが、以下に紹介を載せます。 演劇鑑賞会は年に1回、サークルが「運営サークル」例会を担当する制度がします。私は『ラインの監視』を担当しました。これ…

『銀の滴降る降るまわりに』文化座

神戸演劇鑑賞会の11月例会の標記の芝居を見ました。 私はとても好きな芝居です。アジア太平洋戦争の沖縄戦線の一部隊、炊事班の話です。激烈な血で血を洗う、20万にも死傷者を出した沖縄の戦闘が始まる直前を描きました。 ですから、ある面静かな芝居です。…

6月を振り返って

8月例会『野火』の原稿が完了して、ちょっとほっとしています。 それで6月を振り返ってみます。一言で言って良い月でした。なんといっても広島カープが交流戦を勝ち越して、11連勝2位以下に大差をつけたことです。 久々の優勝が見えてきました。大瀬良大地や…

『百枚めの写真〜一銭五厘たちの横丁』

神戸演劇鑑賞会の7月例会です。会報に紹介を書かせてもらいました。担当者で議論したので、これからちょっと変わっています。 いつまでも「戦後」でいたいこの芝居の原作「一銭五厘たちの横丁」を書いた児玉隆也(こだまたかや)さんは、この作品で日本エッ…

「春、忍び難きを」俳優座

こういう芝居が好きです。 演劇鑑賞会の9月例会です。4日に見ました。 終戦直後、玉音放送から、1年半までの長野県松本市郊外の農村の庄屋の家が舞台です。 庄屋で村長の望月多門、その妻サヨ。多門の姉の出戻りトメ、跡継ぎの次男の嫁よし江、復員してきた3…

『父と暮らせば』

神戸演劇鑑賞会7月例会『父と暮らせば』の運営サークルに入っています。例によって会報係りになり、下記のような原稿を書きました。会報に載るのはもっと短く洗練された文章になります。 映画を思い出しながら戯曲を読み、こんなことを伝えたいのでは、と思…

神戸演劇鑑賞会『親の顔が見たい』劇団昴

4月6日に畑澤聖吾の戯曲、標記の芝居を見ました。なかなかの力作で力を入れてみてしまいました。 ミッションスクール女子中学校で起きたいじめを苦にした女生徒の自殺をめぐって、そのいじめに係わったと思われる女生徒たちの親を描く芝居です。 いじめた女…

文学座『女の一生』

演劇鑑賞会の10月例会は文学座『女の一生』でした。主人公が、杉村春子の当たり役、布引けいということは知っていましたし、新劇らしい芝居であるだろうと期待していました。 杉村春子のそれは見ていませんが、平淑恵も好演だと思います。明治大正昭和の背景…

『イノセント・ピープルー原爆を作った男たちの65年』

神戸演劇鑑賞会の例会で7月4日(金)に見ました。 台本を読んだときは、登場人物も多く、しかも時代がぽんぽんと変わるので、付いていくのが大変ではないかと思っていましたが、それは全くの杞憂でした。 前もって台本を読んでいた所為か、舞台の流れが非常に…

『イノセント・ピープル 原爆を作った男たちの65年』

演劇鑑賞会の7月例会は表記の芝居です。この例会の当番となったので、会報係りを担当しています。 それで、この芝居の台本を読んだ感想みたいなものを書きましたので、ここに載せます。 これから色々話し合いながら、会報に乗せる芝居の紹介文を作り上げま…

見上げてごらん夜の星を

4月14日に神戸演劇鑑賞会の「見上げたごらん夜の星を」みました。永六輔作詞、いずみたく作曲の歌ですが、これは、いずみたくが日本のミュージカルを作りたいという思いを芝居にしたものでした。彼の歌のオンパレードです。それはそれでよかった、と思います。…

演劇鑑賞会『ハムレット』

2月24日に『ハムレット』を見ました。シェークスピアの有名な戯曲であることは知っていましたが、芝居はもちろん初めてで、ストーリーも知りませんでした。 ハムレットはデンマークの王子で、父親が殺され、母親が父殺しの犯人と思しき叔父と再婚する、その…

『殿様と私』文学座/12月20日

加藤武の元気な姿を見ることができてよかったです。いやもちろん芝居も面白かったです。 明治の御世に、いまだに徳川封建時代が良かったと思い込んでいる、元大名、子爵の愚かさを笑うような芝居でした。しかし明治政府を作った人々に対する批判、今日の政権…

神戸演劇鑑賞会『普天間』

16日に青年劇場『普天間』を見ました。戦中戦後の沖縄の実態を鋭くまとめた演劇でした。脚本は坂手洋二です。演劇の力を感じます。 アジア太平洋戦争での沖縄、アメリカ支配下の沖縄、日本返還後の沖縄、そして現代という具合に、時間の流れを縦軸にしながら…

前進座『夢千代日記』

9月29日神戸演劇鑑賞会の例会で『夢千代日記』を見ました。私はこれまでも前進座を贔屓にしていましたが、これでますます好きになりました。 演劇鑑賞会の運営サークルの当番で会報係りを担当しました。機関誌にこの芝居を見る心構えのようなことを、好き勝…

「志村智雄さんのお話を聞く会」

8月27日、芝居『夢千代日記』の脚本、演出である志村さんのお話を聞く会がありました。 早坂暁さんの原作のままでは前進座の芝居のはならないので、かなりオリジナルな脚本を作り上げたそうです。 被爆体験という基調は同じですが、志村さんの思いが込められ…

前進座『夢千代日記』

神戸演劇鑑賞会9月例会は前進座の『夢千代日記』です。 運営サークルに参加して会報を担当しています。台本を読んで書いた第1稿を載せておきます。実際に会報に載るのはこの半分ぐらいです。色々な人から意見を貰って3度ほど書き直しました。 ここに載せるの…

『てけれっつのぱ』

神戸演劇鑑賞会6月例会、文化座公演です。 その時代の「現実を捉えきる空想力」があれば、時を越えて普遍的な芸術は作り出すことが出来ると、今村太平は言っています。 前月例会の「わが町」はどうも違うとしか思えなかったのですが、今月は明治維新後の市井…

『音楽劇 わが町』

14日神戸演劇鑑賞会の4月例会です。 ところどころに合唱、独唱が入り見ていて楽しい芝居でした。しかしどうもしっくりこない芝居です。ほとんど舞台装置、大道具、小道具、背景等がない芝居ですが、それは十分な台詞回しと「進行係」の説明でわかるのです。 話…

『少年と自転車』『メアリー・スチュアート』

15日に映画サークルの、17日に演劇鑑賞会の2月例会を見ました。それぞれ簡単に感想を書いておきます。 『少年と自転車』 見ていて、なんとも落ち着かない映画でした。それは主人公の少年シリルの気持ちがあまりにも映画、映像にあふれでてくるからです。 彼…

神戸演劇鑑賞会『くにこ』

今年最後の芝居は、23日に小説家・向田邦子の半生を描く『くにこ』を見ました。向田邦子の小説「思い出トランプ」は絶品でした。最後の短編集「隣の女」他も読みましたが、男と女の関係を、この芝居で言う「表と裏」で見て、一筋縄で行かないけれどもいとお…